らくらくらいふ

おだやかでおちついたきもち、それだけ

昼下がり、昼は下がるな陽は昇れ

つまり僕たちは

布団の中から動けない人間だった。

僕たち、という言い方は

僕だけではないと信じたいから

 

 

ゲームつくりたいな

現実が味気なくなるくらいの

仮想空間で本当にやりたかったことみつける

ずっとずっと探し続けていたい

何かから逃げている気がずっとしてる

なにか、これをみつければ

これをつかまえることさえできれば

すべてが報われるのに、という

漠然としたもの

謝りたい人

もう一度話したい人

夢の中ですら目で追いかけることしかできない人

すべて報われたい

つくれないか?できないか?

今すぐとりかかれよ、だったら

でも?でも

仕事があるし、やらなきゃいけないことが

今の職場から早く離れて自由にならなきゃ

 

 人生の中に埋まっている

現実に磔にされてしまっている

そのことに気づいていない

人生は、実はくだらないんじゃないか?

毎日は、くだらないんじゃないか?

「ただ、生きているだけ」

という投げやりな気持ちこそ正しいんじゃないか?

 

 

生きることに真剣だから

不必要な苦しみを背負ってしまった

毎日、毎秒、苦しさが流れ込んでくる

苦しいことから意識をそらして

心の平安を実現させようとすることすら

「逃げている」感じがしてしまう

必要なことから目を背けている気が

 

 

毎日会社に行く、おじいさんになるまで

考えられない

どんな会社でもそう、自分で、自由に

人生を俯瞰していたい

 

 

自分にとって大事なのは

俯瞰する目線だ

人生全体を、世界全体を俯瞰して

頭も心もすーっと静かになって

空っぽになっていく感覚

そのとき、私は世界に縛られていない

 

 

「今日一日を無駄にしてしまった」

って毎日思う、休日のたびに思う

仕事が終わるたびに思う

「今日一日、会社に人生を消費されてしまった」

「自分のやりたいこと一切できなかった」

そう思うのは

人生を真剣に生き過ぎているからだ

遠回りしても、無駄に過ごしても

いいじゃないか

って思えないんだったら

はいはい、無駄にしてしまいましたね

で終わりだよ

死ぬときは死ぬ

終わりが来たら終わり

無駄に過ごそうと、有効に過ごそうと

終わればすべて終わる

死に優劣はないだろ

 

 

生きることに大して価値はない

そう思ったとたんに

生きることが軽くなって

生きることが楽しくなる

広大なゲームのフィールドが与えらえたような

オープンワールドのゲームだったと思い出させてください

頭の中だけで生きている

布団の中だけのマップ

間違いなくバグだ

 

 

 

生きながらにして死ぬことはできないか?

と問いかけて

既に、ずっとずっと死んでいることに気づいた

生きたいように生きられていないから

何かに操られている

何かに縛られている

その何かを溶かさなければ

 

 

 

世界は広大だ

わかったような気になるな

人生のほとんどを狭い頭の中で

窮屈な頭の中で暮らしてるくせに

世界で生きていない

頭の中の思考で生きている

会社が嫌だ、なんていう狭い思考の中で生きている

 

 

会社のことについて考えてるのは

この部屋の中で、7帖の広大な空間の中で

この小さな小さな頭の中だけなんだ

じゃあそこから飛び出せばいいじゃないか

頭を捨てればいいじゃないか

 

 

思考に価値はない

心に価値はない

人生に価値はない

死ぬのを待っているだけ

自分に価値はない

守るほどのものではない

傷つかないように配慮する必要はない

頭を捨てろ

心を捨てろ

人間を捨てろ

生きることを捨てろ

成功を捨てろ

 

 

自分の体も心も宙に浮いた感じがする

何にも縛られていない

縛っていたのは自分だ

大事だと思っていたものを

大事にするあまりに

自分で潰していた

潰していたのは、大事にしていたから

大事に思っていたから

いくら言い訳をしたところで

潰したことにはかわりない

頭を捨てろ

心を捨てろ

 

 

「私は生きているのか?」

自問して

「私が生きているのか?」

自問して

 

 

なにもかも固まってる

頭も心も

視野が狭すぎる

ずっと何かに操られている

思考領域を乗っ取られている

世界認識領域を乗っ取られている

 

こいつを殺せるのは自分だけか?

 

 

意味のないことをしたい

人生に意味がないことを悟らせてください

意味がないと分かればきっと楽しめるから

 

 

どうすれば溶かせるか知っている

どうすれば自分という存在が消えるか知ってる

ただ勇気がないだけだ

支えてきたものが消えてなくなるのが

消えてなくならないよ

心配すんな

消しても、また戻ってくる

戻ってくる束の間の時間

それだけでも

 

 

 

すべて無駄にしろよ

無駄に生きろよ

そのとき何が起こるか観察してください