らくらくらいふ

おだやかでおちついたきもち、それだけ

明日

あと8分で今日が終わる。それが悲しいから、せめてなにか、なにかなしとげたなってやつがほしくて、文章をかきます。ゴミみたいな文章しか書けないけど、なにもせずに、明日に絶望しながら、明日を迎えるのはいやだから。

 

 

結局外の空気を吸いませんでした。外の空気は平日のにおいがするから。「すみません」のにおいがするから。遠慮のにおいがするから。電話口の上司の声がききとれなくて、でもきこえませんでしたもう一度お願いしますっていえなくて、わからないまま話進めてって、結局怒られて終わる、そういう日のにおいがするから

 

 

チョコをぼりぼり食べて、寝て、起きて、チョコ食べて、寝て、起きて、YouTubeみながら軽く笑ったりしてたら日付がかわりそうだ。なんかもういやだ。もういやだってそりゃ8年前から嫌気は差しているが。ほんとにほんとのいやになった。YouTubeでずっとソニーミュージック新卒採用の動画をみていたんだけど(何度もリピートしたっていう意味)やっぱり行きたかったなあっておもう。後輩が音楽業界かアニメ業界の最大手に就職してるっぽくてそれがやっぱり悔しくて、なりたかったものに全然なれないし、あこがれていた人生とは程遠いし、本当に嫌になってしまう。悲しくていやだ。

 

 

なんで夢がかなわなかったのかってそりゃ、何もしなかったからだよ。努力が足りないとかはやくそういう次元に行きたいです。夢をかなえるのも面倒だし、夢をかなえず惰性の毎日を送るのも面倒だし、結局何をするのも面倒で、本当はなにがしたいんだ?ってずっと汚い布団の中でごろごろしながら人生について考えるだけ考えて、そのまま死にたいんだ、結局。

 

 

 

本当になりたかったものと、今の人生のギャップを確認してまた布団にもぐった

なるはずだった自分と、冷蔵庫の前でうずくまってチョコを貪り食ってる自分の落差をはっきりとみて可哀そうになった

本当は毎日満足して、毎日生きてるって実感があって、人に認められて、人に尊敬されて、自分自身に満足して、自分が大好き、ってほどじゃないけどそれなりに好きで、彼女のひとりくらいいるはずだった、北海道のまっすぐな道路をバイクで走りたいって浪人時代のノートに書いて、それももう見たくないから、でも捨てられなくて、ずっと本棚においてある。夢をかなえて満足してる自分の妄想がほんとにできなくなってしまった。前はずっとあこがれててニヤニヤしながら想像できたのに。怒られる妄想、ばかにされる妄想、嫌われたくないですって顔で教室にいる自分の姿しか思い描けない

 

 

 

負け組の人生っていえばそれでいいのか?負け組の人生で片付けられるほどのものじゃないんだ、夢をかなえる責任があるんだ。自分の人生に満足して終わる責任があるんだ。責任があるんだ。この軌道は間違いなく、どうしようもない大人になる。すでにどうしようもない大人になってるから。このままずっと続けるのか?どうしようもない大人の軌道上をぐるぐるぐるぐる回って死ぬだけか?

 

 

 

このまま死にたくないって、もう死んでるようなもんだろ。このまま死んだんだ。とうとう自分は死んだんだ。だから冷凍庫の前でチョコをぼりぼり食べて、おなかいっぱいなのにカップ麺たべて、逃げて逃げて逃げ続ける毎日がなんにも悔しくないんだ。悔しくないんだ!悔しさを完全に忘れてしまってるんだ。悔しさを完全に忘れてしまっている、完全にくやしさを忘れてしまっているじゃん、いま気づいたよ。おい、おいおい。この生活が悔しくないんならお前は終わりだ。つまり終わったってことだ。終わってたんだ、でも今気づいたから、今気づいたからまだやり直せるんじゃないですか?やり直すとか、そういう言葉すきじゃないから、なんとなく言っただけですが

 

 

 

夢を描かなくなった。夢っていったらおおげさだけど、要はどこに行きたいかってことだろ、どんな自分で生きたいかってことだろ、選択することすら放棄したのか?

 

 

 

なりそこねた自分を想像して。どんなに思い出すのが難しくても、脳を潰してもいいから思い出せ。なり損ねた自分を想像して、本当は何になりたかったのか思い出して。本当は何になりたかったのか思い出して。たくさんたくさん描いた夢があって、自分が怠け者なせいでひとつひとつつぶれていって、このままじゃだめだと思ってがんばってかなえようとしたこと、ひとつひとつ離れていった。できない人のふりをしてたら、ほんとうにできない人になってしまった。どうしようもない人間かもしれないって、どうしようもない人間のにおいがしてきたとおもったら、本当にどうしようもない人間になってしまっていた。

 

 

なりたかった自分を想像して、なりたかった自分に顔面を踏みつぶされながら寝ればいいよ、痛いです、苦しいです、やめてくださいってヘラヘラしながら、嫌われたくないからって、ヘラヘラしながら、いたいですいたいです、やめてくださいってヘラヘラしながら、なりたかった自分に顔面を踏みつぶされながら寝ろ。いま、ここで天井を見上げて明日を悲観しているお前みたいな人間が大嫌いだから、こんな自分を早く捨てたくて、理想の自分を思い描いて駄目な自分を脳内から消そうとしていた10代の自分に、がっかりさせてごめんって、やっぱりこうなっちゃったって、本当にごめんなさいって土下座しろ。土下座したって誰が許すかお前みたいなやつ。この8年、もし、人並みにがんばって、がんばって、がんばったら、どんな素晴らしい人間になれたんだろう。期待してたのに。期待してたのに!!死ね、死んでくれ、おねがいだから、二度と顔を見せないで。未来の自分に期待を抱いていた10代の自分にとても顔向けできないから、せめて顔面を踏みつぶされながら、顔面を踏みつぶされながら謝ればいいよ。許されないことをしたって、夢がかなわなくて、駄目な自分になってしまったって。でも駄目な人間になってしまったつらさよりも、明日怒られることのほうがつらいと思ってしまうんだ、こんな小さな、どうしようもない、だめな自分になってごめんって、もはや誰かわからないくらい顔面を踏みつぶしてくれ。もう誰にも会えない。

 

 

 

 

叶えたかった夢のために犠牲にしてきたもの、無駄な犠牲、傷つけた人たちを思い描いて、その人たちにみぞおちを踏みつぶされながら寝よう。くるしい、胸が痛いって泣きながら寝よう。明日のつらさより、犠牲にした数々の罪の重さで、胸が張り裂けますように。許される罪ではないんだよ。死にたいなら死ねばいいよ、もう終わりだと思うんなら二度と夢を描くな、どうせ死んでるようなもんだって自虐するんなら二度と才能のある人間に嫉妬するな、夢をかなえた友達に嫉妬するな、今からいくらでも将来をつくっていける高校生に嫉妬するな、幸せそうに生きている人間に嫉妬するな、そんなのは自分に期待してる人間だけがやることだ。本当に終わった人間なら、自分が負け犬だと思うなら、二度と自分に期待するな

 

 

 

 

大好きな音楽をかけて、チョコをたべて、レモンティーのみながら、「終わった人間だ」なんて、情けなくて、情けなくて、涙がでてくるよ