らくらくらいふ

おだやかでおちついたきもち、それだけ

手紙

 

大学受験も起業も何もかも成し遂げて高らかに笑っていたはずの自分。20歳のうちに夢を叶えられなかった人間は、その後何を成し遂げたところで全く意味がない。若くして成功することに意味があるんだ。つまり手遅れってわけ。そりゃそうだろ、世の中の成功者のほとんどは20歳を超えている。その大多数の中の一部になるだけだ。っていうなら早くなってみせろよ。些細なことで胸を痛めて今日が終わりそうになったら明日の心配で胸を痛めて、明日が終わりそうになったら明後日の心配で、シームレスに、脈々と、みぞおちの痛みは引き継がれている。私が生きているのか胸の痛みが生きているのかもはや分からない。何の価値もない。今からの人生には。何の価値もない。ならさっさと諦めて寝なよ。生きること全部諦めて寝てろ。