らくらくらいふ

おだやかでおちついたきもち、それだけ

夕暮れ

過去を取り戻すとか

別人になるとか

違う世界に行くとか

そういうのに心ときめいて

どうしようもないな

 

 

 

自分でいることが窮屈で許せない

違う世界にいって

違う自分になって

人生ってなんだったのか忘れたい

目的も意味もないふわふわした毎日

誰も自分のことを知らない世界へ行って

自分も自分を完全に忘れてしまって

すべてゼロからやり直したい

すべてゼロからやり直したいっていう人間も消えて

世界はただ存在していて

世界はただ存在していて

 

 

 

夕暮れに閉じ込められて

夕暮れから一生出られない

寂しさ、虚しさ

誰もいない団地の2LDK

その隅っこでうずくまって

陽が暮れるのを待っていたい

人生の失敗

上手くいかない毎日

同じところをぐるぐる回って

嫌気が差して、完全に嫌になって

完全に嫌になったことも忘れて

閉じ込められている

毎日をループさせられている

昨日、職場で笑った

何を笑っていたのか思い出せないが

上司に媚びて、アルバイトにも媚びて

楽しくないのに笑っていた

明日も職場に行くのが嫌だ

って言ってるのも職場では忘れて

布団の上で明日を悲観してる自分と職場での自分は

別の人間みたいだな

私がいなくなっても

身体だけ私で心は別人でも

明日職場に行く人間が私じゃなくとも

きっとうまいこと職場は回るのだ

じゃあ自分はもうずっと家にいないか?

心の中に家を建てるのだ

心の中に家を建てて、毎日そこで休むのだ

もう生きなくていいよ

もう外の世界に出なくていいよ

ずっと家の中で休んでいようよ

心の中に家を建てて

夕暮れ

家がないと彷徨う人間の気持ち

赤い繭、一番好きだったな

 

 

 

生きること全て

価値観からなにから

過去のすべて

溶かしてしまいたいな

何もかもわからなくなりたいな

明日は本当に嫌な日なのか?

仕事に行くってどういうことだ?

生きること

昼寝するとほとんど悪夢をみること

悪夢を見たあとの夕陽に照らされた街

悪夢を見たあとの薄暗い室内

心細さ

恐ろしさ

この感覚

生きることがわからなくなった

世界を認識しきれていない

これで生きたいものだね