らくらくらいふ

おだやかでおちついたきもち、それだけ

下書き

2013年の午前2時、あの4ヶ月間暮らした神奈川の小田急相模原駅徒歩10分の木造アパートを出て、セミバチバチいわしながら壁にぶつかってるのに怯えながら扉を閉めて、桜並木を歩いて、amazarashi聴きながら、古びた団地、真っ暗な保育所を怯えながら通り過ぎて、フラフラと24時間スーパーに入って明るさに安心しながら菓子パンコーナーの前で熟考に熟考を重ねた結果、森の切り株と5個入りの薄皮クリームパンを買う。生ぬるい夜中の風、ブラジル酒場みたいな怪しいスナックの横に救急車が止まってた。古びた団地の横と真っ暗な保育所を怯えながら通り過ぎたらとりあえずノルマクリア。あそこの生協は6月に潰れたらしいよ。セミバチバチいわしながら壁にぶつかってるから怖くてなかなか101号室に入れないけど勇気出して入りました。amazarashiのジュブナイルをエンドレスでリピートし続けた耳にようやく静寂が訪れた。201号室の男の排尿音がクリアに聞こえ、うんざりしながら森の切り株と薄皮クリームパン5個をガツガツ、ガツガツという擬態語が相応しい、ガツガツ食べたら、ようやく倦怠感が解消しました。顔がほてってきて、すぐに虚しい気持ちになった。最近は悲しい気持ちばかりで虚しい気持ちのほうがずっといいな。虚しさには静寂があるから。人生を間違えた、の中でも最も人生を間違えたという意識が強かったあの時期のことを想うと、心がすーっとするんです、まさか、まさか今の僕まで人生間違えてるなんて思いもしなかっただろうな。Linked Horizonが紅白出場で陛下が紅白に!なのに自分は負け組のままで、といってた2013年から今もずっと負け組が続いてて、いますぐ窓から飛び降りたくなるよ、着地した先が幸せならいいな、幸せってなんですかって聞かれて、ふわ~としたいい気持ちって答えたら鼻で笑った前職の社長に幸せってなんですかって聞いてこればよかった、幸せって布団の中で怠け倒して人生を棒に振ることだと思うな。たしかに幸せだったよ。